DAY
Day 1
TIME
11:00 – 12:40
AREA
Secret Lab
TYPE
Workshop
LANGUAGE
Japanese
現在、スマートバンクでは UX リサーチにAIを組み込み、業務フローを再構築しています。リサーチオペレーションをAI主体のワークフローに置き換えたことで、作業時間は 3 分の 1 に短縮され、効率化だけでなく「価値創出に集中できるリサーチ」のあり方が見えてきました。
本ワークショップでは、AI がインタビュー読解から分析、PRD 作成、モック生成までを担えるのか、という問いを軸に、PM・デザイナーと共に 4 か月かけて検証した実践を紹介します。その上で、AIの出力の「質を上げる」ために私たちが取り組んできたことをお伝えします。それは、自分の中にある暗黙知やコンテキスト—判断の軸、こだわり、「なぜそうするのか」の理由—を言語化し、AIにインスパイアするというプロセスです。
後半では、参加者の皆さんにも実際に手を動かしていただきます。ペアで対話しながら、普段は意識しない自分の専門性やコンテキストを紐解き、明日からの実務で使える「ポータブルなコンテキスト」を作るワークを行います。AI活用で最もつまづきやすいポイントを、一緒に乗り越える時間にできればと思います。

瀧本 はろか
株式会社スマートバンク | UXリサーチャー
校正・校閲担当者を経て、ベンチャー企業で新規事業の立ち上げやインタビューの企画執筆を経験。その経験からUXリサーチャーに転身、人材会社の新規事業のUXリサーチやリサーチ組織立ち上げ、リサーチャー育成に携わる。2022年4月より株式会社スマートバンクに1人目のUXリサーチャーとして入社。N1インタビューの文化を受け継ぎ、年間100件を超えるインタビューを担当。メンバー全員が「Think N1」を身近に感じられるような働きや経営・事業に伴走するリサーチを推進。著作『UXリサーチの活かし方 ユーザーの声を意思決定につなげるためにできること(翔泳社)』。