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可視化の壁が消えたあとに残るもの

Day 2

13:40 – 14:00

Forest Stage

Talk + AMA

Japanese

2023年の登壇では、「あらゆる場面でデザインを駆使するための技術」として、デザインを Model/Diagram/Object の連関として捉え直し、専門領域を超えて活用する視座を提示しました。今回の話はその“続編”として、AIが可視化の壁を打ち破る瞬間から始まります。数分でモックが生成される世界で、デザイナーと非デザイナーの間にあったDiagramやObjectを中心とした「可視化」という壁が解体されつつあります。

しかしこの変化が浮かび上がらせるのは、むしろ Model、つまり「解釈」や「意味」を構築する領域におけるデザイナーの役割がいっそう重要になっているという事実です。

誰もがデザインを実践しうる時代に、デザインをより協働的な営みとして開き、新しい実践者をイネーブリングする——そのための“これからのデザイナー像”についてお話しします。


本村 章

Independent

アメリカでコミュニケーションデザインを専攻し、サンフランシスコの Dubberly Design Office にて IoT、医療ソフトウェア、ブランドガイドラインなどの国際案件に従事。帰国後は、株式会社ゆめみに入社。デザイン組織をゼロから立ち上げ、50名規模の組織への成長させると共に、デザイン事業責任者として事業成長を牽引。金融、製薬、医療、通信、流通、モビリティ、自動車、行政など多業界にわたり UX リサーチ、サービスデザイン、組織導入支援を推進。デザインマネジメントや人間中心設計における国内外のカンファレンス登壇や学術論文執筆も行う。
2026年1月よりスパイスファクトリー株式会社に執行役員CDOとして就任、株式会社フライング・ペンギンズにてStrategy & Insights Leadに着任。