DAY
Day 1
TIME
11:00 – 12:00
AREA
Brick Stage
TYPE
Workshop
LANGUAGE
English
Disabling AI(AIを無効化する):データとデザインの再構築を通して
AI は現状、エイブリズム(障害者差別)的な傾向を持っていますが、それが永続的である必要はありません。本ワークショップでは、障害学の観点からデータとデザインを見つめ直し、「AIを“無効化(disable)”する」とは何か、そして誰もが包摂されるテクノロジーの未来をどのように築いていけるのかを考えていきます。
参加者の皆さまには、AI に内在するエイブリズムを発見し、対処するための実践的なアプローチを学んでいただきます。特に、LLM(大規模言語モデル)を扱う際の留意点や、画像生成など視覚的アウトプットを評価する際の視点について取り上げます。さらに、参加型デザインの手法や、誰もが適切に表現されるAIを構築するための戦略について、皆さまとともに検討していきます。

Jennifer Andrews /ジェニファー・アンドリューズ
City University of New York / Digitas New York
Jennifer Andrews はニューヨーク市立大学大学院で障害学(Disability Studies)の修士課程に在籍し、「Disabling AI(AIを“無効化する”)」という概念に焦点を当てながら、データとデザインに潜むエイブリズム(障害者差別)を研究している。
同時に、Digitas New York のエクスペリエンスデザイン部門のシニアバイスプレジデントであり、受賞歴のあるイノベーターでもある。Digitas では、XD と体験設計の領域を通じて、インクルーシブデザインとインクルーシブマーケティングを積極的に推進している。
また、Digitas Accessibility Center of Excellence のメンバーであるほか、Publicis Groupe 内の障害のある人/見えない障害を持つ人とそのアライのためのBRG「Enable」のボードメンバーも務めている